国際コミュニケーション能力開発法セミナー・
児童英語教育

Seminar on Teaching English to Children (STEC-pro 2020) 

日本で民間の英語教室で子どもたちの英語教育に打ち込んでおられる先生方、小学校・中学校・高等学校・大学の先生方、大学で将来小学校・中学校・高等学校の教員を目指している学生の皆さん等を対象に国際コミュニケーション能力開発および児童英語教育の方法を学ぶセミナーを2020年夏、英国ロンドンで開催します。英語が生まれた国、イギリスの空気を吸いながら、子どもたちが英語を学ぶ意味について今一度考える、教えるために必要な英語や英語教授法をさらに学ぶ、そして自身の成長を目指す、そんな高度な研修STEC-proを開講します。

2020年テーマ「小学校英語の可能性」

今一度挑もう

  ― 小学校英語の可能性
             英国国際教育研究所 所長 図師照幸

いよいよ小学校における英語教育(外国語活動)が教科としての新しい歩みを始める。さまざまな議論はひとまずおいて、これからは、曖昧な位置づけや取り組みは許されない。より具体的な課題に取り組むことになるのだ。小学校の先生は傍らの問題として横目で眺めておくことがとうとうできなくなった。国語や算数を教える時のように評価についても意識しないわけにはいかない。教えるということがにわか仕込みではうまくいかないということを最もよく知っているのが現場の学校の先生たちである。子どもたちに教えたことのない大学の先生たちや評論家、ましてや無責任さに恥らいさえ感じないメディア(新聞やテレビ等)の連中にはおそらくわからないであろう「ためらいのある触感」をどう乗り越えていくべきか、それと対峙することになるだろう。加えて、子どもの幸せについて考える力を失った親たちはこの英語という言葉の教育に恐ろしいほど勘違いした「期待」を持つことだろう。
けれども、怯(ひる)む必要はない。この始まりは、今までの教育を御破算にして「もう一度始める始まり」だと思えばよいのだ。かつての「ゆとり教育」は無残にも、実際的には否定されたが、否定したのは真摯に取り組むことをしなかった者たちであり、学ぶ子どもたちのまなざしの変化に気づかなかった親を含めた愚かな大人たちであり、学力を定義することさえしないまま学力低下を声高に吹聴した似非教育学者たちであり、商品としてしか子どもたちの学びについて報じようとしない卑しいメディアの連中なのだ。その陰で、この新しい試みにひたむきに取り組み、悩み、格闘して、子どもたちと共に学びの豊かさや喜びに心を震わせた教師は決して少なくないだろう。
多くの大人たちのイメージする英語の教育は、国語や算数と等しく並び立つ、(意識の上では)主要かつ重要教科として位置づけられるに違いない。しかし、そういう方向へ、つまりは英語という言葉の力が人間の優劣を判定する成績という名の座標軸として位置づけられることになれば、子どもたちの豊かな感性や知性という世界で、英語は死ぬだろう。殺すのは先に述べた愚かな大人たちである。
今一度、挑もう。ため息をつく前に、今一度教育者としての取り組みを始めよう。この英語の教育を通して、子どもたちにとって学ぶということはいったいどのようなことであるのかと考えよう。子どもたちは母語とは異なった言葉を学ぶことによって何が見えるようになるのか、小学校やさまざまな語学教育機関は、本来何を教えるところなのか、教師はそこで何をするのか、ぼくたちはもう一度原点に立ち戻ってみるのだ。
忘れていた知のダイナミズムを子どもたちの学びに持ち込みたい。小学校英語が、児童英語教育がその始まりの第一歩である。(2019/10/01)

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Doing projects with young learners: theory and practice

Diane Phillips
STECプロジェクト・ワーク担当講師
STEC Academic Co-ordinator
Lecturer with the Open University
Inspector for the British Council
Publications include Teaching Practice Handbook (Heinemann) and Projects with Young Learners (OUP)

英語授業におけるプロジェクト・ワークを通して、子どもたちは知的技能、自己教育技能、運動感覚技能、社会文化的技能を伸ばしていくことができると同時に、楽しみながら、ねらいを持ちながら、自然に言語を習得していくことができます。今夏のセミナーでは、プロジェクト・ワークの具体的な方法に焦点をおきます。5日間の集中セッションを通して、プロジェクト・ワークの計画と手順の実際、子どもたちの想像力を生かした発表方法の工夫という実践的な内容に加えて、プロジェクト・ワークを中心に置いたシラバス作成と、個とグループにおける評価方法についても学習します。プロジェクト・ワークの効果を正確に理解し、その方法について実践することを通して、教室ですぐに活用できるアイデアを得ることができます。
なぜプロジェクト・ワークなのか。その明確な答えが本セミナーにあります。みなさんの参加を心からお待ちしています。

Why is project work both effective and fun? Through these workshops we hope to answer this question.
As teachers we appreciate that children have a range of learning needs. These include: intellectual skills; learner independence skills; physical/motor skills and social skills.
Project work in the English classroom encompasses all these aspects, but more importantly, through carefully chosen and well-designed projects, teachers can make learning language effective, fun and motivating. Project work encourages the natural acquisition of language.
In this series of workshops we will examine the theoretical background to experiential learning; how it addresses the needs of learners in a holistic way but for most of the sessions we will turn our attention to more practical aspects. We will look at how to do a project from the first idea to the finished product, and ways of displaying the project in an imaginative way. We’ll examine ways of meeting institutional needs: how to tie the project in with the syllabus and with assessment – both formal and informal; and how to keep track of individual and group progress.
Most of all, practical ideas for primary pupils will be explored. Like your students, you will learn by doing! Participants are encouraged to bring ideas for project work to share with the group. By the end of the workshops everyone will
● understand the advantages and the challenges of project work
● have had practice in trying out a number of projects
● have planned a new project to take home to do with their class.
I hope you can join me, to share ideas and practical activities.

セミナー内容

日本人講師に加え、経験豊かなネイティブの英語教師(Qualified English Teacher)が授業を担当します。日本人の英語学習スタイル(英語を学ぶ際の癖や苦手な部分等)を熟知していますので、日本人が学びやすいように、また、学習効果が高まるように授業が構成されています。

国際理解教育原論/外国語教育原論

「どうしてわたしたちは英語を学ばなければならないの?」という子どもの問いに英語教師としてどう答えるのか。

コミュニケーション学

言語的コミュニケーションと思考様式について考える。

教育心理学

子どもたちの発達と心理、学習過程と心理について整理する。

ブリティッシュ・イングリッシュ

米語ではない、いわゆる英語本来の発音や文法等について学ぶ。

プロジェクト・ワークの応用

英国の学校教育において中心的な活動として位置づけられているプロジェクト・ワークについての理論や児童英語教育への具体的応用方法を、「Project with Young Learners」の著者が講義する。

Non-Target English Approach

練習としてのアウトプットではなく、実際に英語を使う場面設定の重要性と方法について学ぶ

次世代型スキル4C’s

知識偏重の英語教育から非認知能力を育てる英語教育について考える。

英国ロンドンにおける小学校における第一言語としての英語教育の実際

現地校における初等母語教育(英語教育)がどのようになされているかについて、小学校教師の説明を聞く。

ケンブリッジ児童英検

ケンブリッジ大学UCLESが世界的に実施している児童英語検定試験について学ぶ。

英国の国の公的義務教育修了試験および大学入学資格試験における日本語試験の実際

両試験のシステムと具体的な内容について学ぶ。

カルチュラル・スタディ

受講生自身が与えられた課題をロンドンの街中で経験学習する。

セミナー内容は、セミナーの充実のため、あるいは講師の都合等で一部変更することがある。

ブリティッシュ・カウンシル認定

acc295-teach.jpg英国国際教育研究所の英語教育部門は、英国政府国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシルに認定されています。当コース修了生にはブリティッシュ・カウンシル認定の教育機関実施セミナーとしてのCertificate (履修証明書)が英国国際教育研究所より発行、授与されます。

こんな方にお勧めです

  • 民間英語学校にて英語教育に従事している方、またはこれから従事しようとしている方
  • 小学校等で英語教育を担当している方、あるいはこれから担当しようとしている方
  • 大学等で英語教育について学んでいる方、あるいは小学校教員を目指している方


募集要項
セミナー名称
国際コミュニケーション能力開発法セミナー・児童英語教育
Seminar on Teaching English to Children (STEC-pro 2020)
主催
英国国際教育研究所 Institute of International Education in London(IIEL)
  ロンドン・ランゲージ・センターLondon Language Centre(LLC) & こどもの未来研究室
共催
English Uplift
後援
明治図書出版株式会社、アプリコット出版株式会社
企画 
国際教育インフォメーションセンター・ジャパン(ICJ)
教育機関認定
英国政府国際文化交流機関 (The British Council)
開催期間
2020年8月3日(月)-8月7日(金)
キャンパス
セミナー主幹 
図師照幸 英国国際教育研究所所長
セミナー主任 
Steve Castle (Director of Study, London Language Centre, Institute of International Education in London)
河原弘実 English Uplift代表  
セミナー顧問 (2019年12月1日現在)
アレン玉井光江(青山学院大学教授、テンプル大学大学院日本校准教授)
池下幹彦(姫路獨協大学名誉教授)
伊藤克敏(神奈川大学名誉教授、日本児童英語教育学会JASTEC元会長・現顧問)
奥田邦男(広島大学名誉教授、国立大学日本語教育研究協議会元代表理事・現顧問)
奥田久子(広島修道大学名誉教授)
加藤清(元CBCアナウンス部部長)
栗山昌子(福岡女学院大学・大学院元教授、現大学院非常勤講師)
黒井健(絵本作家「手袋を買いに」「ごんぎつね」他)
坂本ひとみ(東洋学園大学教授)
冨田祐一(学習院大学教授、「NHK基礎英語1」元講師)
浪本勝年(立正大学元教授、日本教育政策学会会長)
灰谷謙二(尾道市立大学教授)
前原健二(東京学芸大学教授)
毛利嘉孝(東京芸術大学教授)
森田久司(愛知県立大学教授)
山里米子(沖縄児童英語教育研究会会長)
吉本和弘(県立広島大学教授)
若林茂則(中央大学教授、日本第二言語習得学会J-SLA事務局長)
渡邊春美(京都ノートルダム女子大学特任教授、高知大学名誉教授、京都大学非常勤講師)
Alessandro Benati(Professor, Head of Department of English, College of Art and Science, American University of Sharjah)
Liang Chua Morita (元名古屋大学大学院教授)
(敬称略・五十音順)
講師 
英国国際教育研究所講師
English Uplift講師
Daian Philips (Lecturer with the Open University, Publications include Teaching Practice Handbook(Heinemann)and Projects with Young Learners(OUP)
Sora Zushi (Head of Pre-sessional and Short Courses at King's College, University of London, Examiner/Writer of English Proficiency Test of UCLES, University of Cambridge)
応募資格
以下のいずれかの条件を満たす方が対象となります。
民間英語学校にて英語教育に従事している方、またはこれから従事しようとしている方。
小学校等で英語教育を担当している方、あるいはこれから担当しようとしている方。
大学等で英語教育について学んでいる方、あるいは小学校教員を目指している方。
定員
1クラス20名程度
履修証明書
修了者には、英国国際教育研究所より履修証明書が発行、授与されます。IIEL、Englishuplift、それにBritish Councilのロゴが付記されます。


申込方法・学費
学費
第一次締切日2020年2月15日まで:91,850円/£718.00
第二次締切日2020年3月31日まで: 101,850円/£796.00
第三次締切日・最終締切日2020年4月30日まで: 111,850円/£874.00
※学費は一括払いとなります。
※一旦納入された学費は、クラスが開講できない場合を除き、理由の如何を問わず一切返却いたしません(入学をキャンセル、中途退学された場合等も含む)。
※学費には研究所で配布されるオリジナル・ハンドアウト以外の教科書代、その他の教材費は含まれません。
申込方法
以下の申込書類をご提出ください
支払方法
学費のお支払いは銀行振込みまたはクレジットカード支払となります。
支払い先
〔日本〕
銀行名 三井住友銀行 麻布支店
支店番号 270
口座番号 普通 768847
受取人 英国国際教育研究所日本事務局
〔英国〕
銀行名 HSBC Bank Plc
支店名 Holborn Circus Branch
支店番号 40-11-58
口座番号 80390305
支店住所 31 Holborn, Holborn Circus, London EC1N 2HR, UK
受取人 Institute of International Education in London
受取人住所 Charlton House, Charlton Road, Charlton, London SE7 8RE, UK
受取人電話番号 +44-(0)20-8331-3100
IBAN GB20HBUK40115880390305   
BIC HBUKGB4194P
※振込手数料は全て振込者が負担してください。(海外送金の場合は上記振込先銀行から請求された場合も含む)
※振込後、振込日をお知らせください。
書類提出先
メールの場合
japan-office@iiel.org.uk
または
enquiries@iiel.org.uk
郵送の場合
〔日本〕
〒143-0023東京都大田区山王2-5-6 SANNO BRIDGE
国際教育インフォメーションセンター・ジャパン(ICJ)
〔英国〕
Institute of International Education in London
Charlton House, Charlton Road, Charlton, London SE7 8RE, England, UK
入学書類送付
申込手続きが完了された方には、以下の書類が送られます。
①入学許可証(Certificate of Admission)
②学生生活ハンドブック
③その他

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国際コミュニケーション能力開発法セミナー・児童英語教育 STEC-pro 2020

パンフレット

キャンパス

英国本部 Charlton House

偉大なる歴史を誇り、今なお世界の文化の発信地である英国・ロンドンがキャンパスです。英語の本場で深呼吸をしながら、一クラス上の国際感覚を身につけます。本部キャンパスは400年以上前に当時の皇太子プリンス・ヘンリーのために建てられた教育施設です。

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キャンパス ギャラリー

アコモデーション(滞在先)

ロンドン・グリニッジ

Greenwich CampusのあるGreenwich地区はロンドン南東部に位置し、旧天文台をはじめとする歴史的建造物や英国フットボールクラブのCharlton Athleticsのホームグラウンド等があり、観光地として有名ですが、地域社会の中での学生生活では、観光や短期滞在だけでは決して得ることのできない貴重な体験ができるでしょう。そして、そこに暮らす人々の人種、国籍、文化、宗教、生活様式等の多様さに触れることができます。

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ロンドンでの生活 ギャラリー

アコモデーション(滞在先)

英国国際教育研究所学生相談室では、受講生のためにアコモデーション(ホームステイ)を手配しています。また、何かトラブル等が生じた場合には速やかに解決できるようにアドバイスやお手伝いをします。

<ホームステイ>
手配するホームステイは、1人部屋で、一日2食(朝・夕)付きです。定期的に各家庭を訪問し、基準を満たしているかどうかを確認していますので、留学生が勉強するのに適した環境が保障されています。なお、学生寮の手配をご希望の場合はご相談ください。

<アコモデーション制度申込について>
受講申込手続き時に所定の申込書に記入し、申し込んでください。なお、アコモデーションの手配は、滞在開始日の確定後、開始します。滞在開始日が未定の場合は、「宿泊開始日」以外を記入の上、提出し、到着日が決まり次第、ご連絡ください。

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アコモデーション ギャラリー