
受賞者
大津市立中央小学校 教諭
浦谷淳子 先生
URATANI, Junko
1981年より、約30年間、三重県、滋賀県の公立小学校および中学校にて教壇に立つ。現在は、大津市立中央小学校にて勤務、同校の英語教育は浦谷先生が中心となり進められている。2009年から一年間、滋賀大学大学院にて児童英語教育について研究(滋賀県教育委員会からの派遣研修)。子どもたちの言語意識を高める外国語教育を目指す。
授賞式 2011年1月29日 東京・日本教育会館にて
児童の知的な学習意欲を満たすような外国語活動の実施を
2011年1月29日、日本教育会館(東京)にて、国際言語教育賞・児童英語教育部門(伊藤克敏賞)の第3回授賞式が行なわれた。受賞者の大津市立中央小学校教諭の浦谷淳子氏は、「歌やゲームなどの、その時だけのリクリエーション的な楽しさだけに終始する英語活動だけでは、言語に対する興味に結びつかず、児童の知的な学習意欲を満たすことができない。ことばへの気づきによる言語意識を高めるための外国語活動を実施することが必須である」と話した。また、記念講演では、神奈川大学名誉教授の伊藤克敏氏が、国際化時代において子どもに外国語を教えることの意義、また、脳生理学や発達心理学の知見、及び、諸外国における言語教育事情などを踏まえて、児童外国語教育の早期開始の必要性について述べた。
受賞者からのメッセージ
この度は国際言語教育賞におきまして児童英語教育部門(伊藤克敏賞)を受賞させていただき、とてもうれしく光栄でございます。と共に、この賞に恥じないように、真摯に教育実践を重ねていかねばと身の引き締まる思いがいたします。ご存じのように今年の4月より小学校外国語活動が始まります。日本語と外国語の面白さや豊かさに気づき、ことばを大切に使おうとする子ども達を育てるように、尽力したいと思っております。ありがとうございました。
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